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イ族サニ語口伝長編叙事詩『阿詩瑪』

著者: ソース: 更新:2019-04-28

イ族長編叙事詩『阿詩瑪』は昆明市石林イ族自治県に伝わっている。

オリジナルの『阿詩瑪』はサニイ族語で歌われ、20世紀50年代以前にサニイ族語で歌われる『阿詩瑪』はサニイ族地域で非常に流行っていた。漢文翻訳本と他の芸術形式で表現された『阿詩瑪』が世に出ることで、国内外で優れた影響を与えたが、サニ語で歌われる『阿詩瑪』」はサニイ族地域で絶滅の危機に陥れるようになり、サニ語で『阿詩瑪』を歌える人はごくわずかである。

『阿詩瑪』は口伝の詩的言語と叙事の曲調で「阿詩瑪」の物語を述べ、阿黒と阿詩瑪が強権勢力と不撓不屈に戦い、最後に群山の「こだま」と石林の「石峰」になり、美しさを人間に残した物語を描き、光明が必ず暗黒に打ち勝ち、善と美は必ず醜悪に打ち勝ち、自由が必ず圧迫に打ち勝つことを表現し、イ族サニ人の「折れても曲がらない」民族性格と民族精神を反映している。サニ人の心の中では、阿黒と阿詩瑪はそれぞれ英雄と美しさの象徴である。

『阿詩瑪』は南北の二つの流派に分けられ、南部流派は圭山郷、畝竹箐郷、尾則郷に分布しており、北部流派は北大村郷、西街口郷、石林鎮に分布している。二つの流派はいずれも大同小異である。『阿詩瑪』は語ってもいいし歌い継いでもいい。歌の割合が多く、独唱、デュエット、音頭取りに大合唱といった形がある。曲調は「喜調」、「老人調」、「悲調」、「泣き調」、「罵り調」などがあり、出演者はその年齢、性別に応じて曲調を選ぶ。『阿詩瑪』は五言句で伝唱し、技法の面では、伏線、誇張、風刺などの手法が使われ、芸術形式の面では、音合わせ、前辞反復、軛語法、比喩などの技巧が使われている。主に祝日、結婚式、祭祀、葬儀、労働、生活などの様々な場面で伝唱・叙述され、そのうち、結婚式で歌うのが最も盛んになている。

20世紀50年代初めに漢文整理本が発表されて以来、『阿詩瑪』は英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、日本語、韓国語など多くの言語に翻訳され、海外で伝わっている。国内では、『阿詩瑪』が映画化され、中国初のカラーワイドスクリーンステレオ音楽歌舞劇になった。それだけでなく、京劇、雲南劇、オペラ、舞台劇、サニ劇などにもアレンジされた。その漢文整理本は20世紀中国「百年百種優秀中国文学図書」に選ばれ、その舞踏劇は「中華民族20世紀舞踊経典」に選ばれ、同名映画は1982年スペインサンタンデール第一回国際音楽舞踊映画祭ベスト舞踊劇賞を受賞した。公認の中国民間文学の優秀作品として、『阿詩瑪』は高等教育機関「民間文学」教科書、権威的な辞書『辞海』及び『中国大百科事典・中国文学』などに編入された。

阿詩瑪に扮する女優——楊麗坤

『阿詩瑪』映画

『阿詩瑪』書籍

『阿詩瑪』プロジェクト代表的伝承者 王玉芳

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